当時人気のTBS系『ザ・ベストテン』では、第449回が放送された86年10月2日に「あッ」は4位でベストテン入りすると、最高4位で4週連続でベストテン入りしました。
また、同年の暮れの第37回NHK紅白歌合戦に、この「あッ」で田原俊彦は7回目の出場を果します。しかし、翌年のNHK紅白歌合戦にはまさかの落選で、翌々年に「抱きしめてTONIGHT」で2年ぶりで選ばれるのですが、前年の落選によって田原俊彦自身が卒業宣言をした為、この時が最後となってしまいます。
この「抱きしめてTONIGHT」は、田原俊彦自ら主演のフジテレビ系ドラマ「教師びんびん物語」の主題歌で、ドラマの人気とともヒット。87年あたりから、以前のような大きなヒットに恵まれなくなっていた田原俊彦の久々のヒット曲でした。
ちなみに、同ドラマは平均視聴率22.1%、最高視聴率24.9%を記録する人気で、89年には続編のドラマ「教師びんびん物語Ⅱ」も放送されています。なお、「抱きしめてTONIGHT」は、同年のオリコン年間シングルチャートで第18位に記録されています。
当時、『カックラキン大放送』などで共演し、非常に仲が良いことで知られる田原俊彦と研ナオコの企画シングルであるこの「夏ざかりほの字組」は、2人にとって85年の最大のヒット曲になります。
「夏ざかりほの字組」は、現在でもカラオケなどでは人気のデュエットナンバーになっており、この2人のデュエットは、04年の田原俊彦デビュー25周年記念企画第2弾シングルとして、「恋すれどシャナナ」が発売され話題となりました。
この「It's Bad」は、前作の「華麗なる賭け」に引き続き久保田利伸の作品で、この頃の田原俊彦の曲は、当時台頭してきたシンガーソングライターの楽曲を積極的に取り入れ、ラップをいち早くとり込んだ作品でした。
トップアイドルとして、80年代を駆け抜けた田原俊彦ですが、その間に数多くの記録を残しています。オリコンシングルTOP10入り38曲の記録を樹立し、サザンオールスターズに破られるまで歴代1位でした。またTBS系『ザ・ベストテン』の最多出場記録も持っており、田原俊彦の名前入りの青いソファーがスタジオに設置されていたそうです。
田原俊彦は、1979年にドラマ『3年B組金八先生』の生徒役としてデビューし、同じく生徒役だった近藤真彦、野村義男とともに「たのきんトリオ」と言われ、80年代のトップアイドルとして大活躍します。
「たのきんトリオ」では、田原俊彦は他の2人より年長であった為、事務所の意向によりこの「哀愁でいと」でデビューすることになります。ちなみに「哀愁でいと」は、レイフ・ギャレットの『ニューヨークシティナイト』のカバー曲でした。
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