この「シンシア」は、当時吉田拓郎がファンであった南沙織に捧げた楽曲として有名で、題名の「シンシア」とは南沙織の愛称です。後に吉田拓郎は、テレビの歌番組で南沙織と何度か共演を果たしています。
また、この年の吉田拓郎は、自ら歌ったこの「シンシア」だけでなく、浅田美代子や小柳ルミ子らにも楽曲を提供するなど大活躍。特に森進一に提供した「襟裳岬」は、日本レコード大賞を受賞し、現役ミュージシャンによる楽曲プロデュースという、新たな時代の到来を予感させるものでした。また、かまやつひろしとのコンビでは、翌年に「我が良き友よ」が大ヒットしました。
「結婚しようよ」の大ヒットで、吉田拓郎は“フォークのプリンス”などと騒がれるようになり、この頃から若い女子がコンサート会場を占拠するようなり、その人気ぶりは下火になっていたGSブームの再来のようだったといわれています。
当時、ビートルズやアメリカのヒッピー文化の流入による、男性の長髪が我が国でも流行していた時代に、“僕の髪が肩までのびたら結婚しよう”と言う歌詞は斬新で、「結婚しようよ」のヒットは、まさに時代を反映したものと言えるでしょう。
このアルバム『伽草子』は、前作アルバム『元気です』に続く、吉田拓郎(よしだたくろう)の出世作第2弾とも言えるアルバムで、吉田拓郎(よしだたくろう)のこの当時の代表曲とも言える、この「ビートルズが教えてくれた」や「暑中見舞い」「蒼い夏」などが収録されていました。
この「ビートルズが教えてくれた」は、メッセージ色が強い曲で、「もらうも捨てるも勝手さ♪」のフレーズがとても印象的でした。
この「落陽」は、歌詞の「みやげにもらったサイコロ二つ♪」が流れ者のヤクザなイメージでロック色の強い男っぽい曲として、男性の吉田拓郎ファンに人気のあった曲で、このコンサート後シングル化されました。
また、89年には日本テレビ系ドラマ『あの夏に抱かれたい』の主題歌として採用され、シングルも再販されました。ちなみに、吉田拓郎のほとんどのベスト・アルバムに、この「落陽」は収録されており、元かぐや姫の山田パンダがカバーしていました。
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ブログに寄せられたコメントによってドラマの展開が変化するという今までに無かった試みが面白い!!
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