ビーイングブームに乗って発売された「揺れる想い」は、静かに始まってスローメロディーで流れていき静かに終わってゆく、さわやかで明るいメロディーの曲です。今のZARDの歌を確立させ、ビーイングブームの代表格となった1曲でもあります。
この「揺れる想い」は、ポカリスエットCMソングに使用されて大ヒット。2週連続でオリコンチャート第1位に輝き、同年のオリコン年間シングルチャートでは第9位に記録され、この2曲を収録したアルバム「揺れる想い」がダブルミリオンを達成。ZARD自身にとっても「負けないで」に次ぐ2番目の売り上げを記録するビッグヒットでした。また、この2曲を収録したアルバム「揺れる想い」はダブルミリオンを達成します。
不慮の事故による脳挫傷のため07年5月27日に死去したZARD(坂井泉水)。詞・歌声・言葉…そのひとつひとつから、勇気と感動と安らぎを与え続けてくれたZARD(坂井泉水)の、輝くばかりの思いや作品への情熱を込めた、ラストレコーディングソング「グロリアス マインド」は、ポピュラリティー溢れるサウンドとやわらかで芯の通ったボーカル、そして普遍的なメッセージが、希望と勇気、そしてZARD(坂井泉水)の作品への情熱を感じさせる曲となっています。
この「グロリアス マインド」は、最初はサビのワンコーラスのみだったものに、サビ以外の歌詞は全て英語詞をつけてレコーディングされ、日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』のオープニングテーマとして使用されています。
この「この愛に泳ぎ疲れても」は、ZARDのシングル売り上げでは「負けないで」「揺れる想い」「マイ フレンド」のミリオンセラー作品に続く4番目のヒットシングルになります。売り上げ的には、前作「きっと忘れない」とあまり変っていませんが、6作連続で80万枚突破しました。
フジテレビ系ドラマ「愛と疑惑のサスペンス」エンディングテーマとなった「この愛に泳ぎ疲れても」は、ピアノのイントロで始まって、ゆっくりとしたバラードで1番のサビが終わると、突然ピアノがテンポアップを初めてロック調に切り替わるZARDの曲では非常に珍しいパターンの曲でした。
「息もできない」は、フジテレビ系アニメ『中華一番!』のオープニングテーマと使用され、シングル発売の半年近く前から同アニメの中で流れていました。ZARDとしては、「Don't you see!」以来のアニメタイアップになります。
この「息もできない」は、久々の明るいアップテンポなナンバー。織田哲郎がビーイング脱退直前にリリースされたシングルで、「息もできない」は、織田哲郎がZARDに提供した最後の曲となりました。
「マイ フレンド」は、人気アニメ「SLAM DUNK」のエンディングテーマとなって大ヒット。売り上げも前作の「サヨナラは今もこの胸に居ます」を倍近く上回り、「負けないで」「揺れる想い」に継ぐZARD3番目の売り上げを記録します。
また、曲的に「マイ フレンド」では、それまでラブソング続きだったものから打って変わって、「負けないで」路線に戻ったような応援歌で、PVでは坂井泉水がスタジオで歌っている姿が話題となりました。ちなみに、「マイ フレンド」は同年のオリコン年間シングル売り上げ第19位に記録されています。
この「不思議ね…」は、ZARDの透き通った声とバックのギター音が印象的で、前作の路線を踏襲しているものの若干明るめの曲になっていました。前作「Good-bye My Loneliness」のヒットから、この「不思議ね…」も期待されましたが、セールスはかなり落ち込んで、チャート登場週数はZARDワースト2位となっています。
ちなみに「不思議ね…」は、日本テレビ系バラエティ番組『マジカル頭脳パワー!!』のエンディングテーマとして流されましたが、番組エンディングに曲が流れていても、出演者の板東英二と所ジョージのやりとりにかき消され、視聴者にはほとんど聞こえずタイアップ効果がいまいちだったのもその原因のようです。
この「もう探さない」は、テレビ朝日系ドラマ「七人の女弁護士」の主題歌に使用されましたが、大人のイメージが強く、売り上げも3.7万枚とZARDのシングル中最下位を記録し、次の曲からZARDはイメージチェンジをすることとなりました。
「もう探さない」のプロモーションビデオもかなりダークなイメージに仕上がっており、まだ試行錯誤中のZARDを垣間見ることもう探さないが出来、結果的にこのダークなイメージから明るいイメージへと切り替わるきっかけとなった曲でした。
この「異邦人」は、B'zの松本孝弘による企画版で、79年にヒットした久保田早紀の「異邦人」のカバーになります。B'zの松本孝弘とZARDの坂井泉水のコラボレーションシングルとして、オリコンチャート最高3位となり15万枚のセールスを記録しました。
また、B'zの松本孝弘がTAK MATSUMOTO名義でリリースしたCDアルバム「THE HIT PARADE(ザ・ヒット・パレード)」には、シングルバージョンとは異なるリミックスバージョンの「異邦人」が収められています。
この「もう少し あと少し」は、残念ながら槇原敬之の「No.1」に僅差でチャート1位を譲り、1位と2位がまさにタイトル通りとなったとして、フジテレビ系テレビ番組「トリビアの泉」でも紹介されました。
シンプルなバラードの「もう少し あと少し」は、歌詞中に「神戸」や「追伸:」などのユーモアを若干取り入れられた作品で、不倫のことを歌っており、初期のZARDに戻ったかのような大人っぽい歌い方が印象に残ってます。ちなみに、ZARDとしては6番目に売れたシングルです。
この「My Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて〜」は、ドラムの音から始まってリズミカルに入っていくポップスソングで、NTTドコモのCMソングとして使用されますが、宣伝効果が今までより少なかったようです。また、この頃からセールス的な伸び悩みが見られるようになってきました。
ちなみにシングル「My Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて〜」こカップリング曲は、日本テレビ系ドラマ「失楽園 特別編」の主題歌として使用された「Love is Gone」で、この曲はZARDのアルバム未収録曲となっており、現在では入手が難しくなっています。
ZARDは、ボーカルを務める坂井泉水を中心とした音楽グループで、固定メンバーは坂井泉水のみであったため、一般的には坂井泉水自身のことを指します。当時モデルとして活動をしていた坂井泉水はスカウトされ、ZARDとして「Good-bye My Loneliness」でデビューをしました。
この「Good-bye My Loneliness」は、フジテレビ系ドラマ「結婚の理想と現実」の主題歌に抜擢されたことでヒットし、クラリオンのCMオングとしても使用されてました。また、歌詞も曲もZARDのその後のヒット曲からすると随分と大人っぽいものになっており、この路線は「もう探さない」まで続くことになります。
この「心を開いて」は、「マイ フレンド」が大ヒットした中での発売となり、大塚製薬のポカリスエットのCMソングとなって大ヒットし、ZARDとしては9番目の売上げとなるヒット曲になります。曲的には、この「心を開いて」は軽快なポップバラードで、夏を意識した淡々としたさわやかな曲調が印象的でした。
ちなみに、前々年のDEENの『瞳そらさないで』、前年のFIELD OF VIEWの『突然』も坂井泉水の作詞であり、『ZARD=ポカリスエット』というイメージが当時は定着していました。
この「永遠」は、当初キヤノン「NEW EOS KISS」のCMソングとして起用され、その当時のタイトルは「Fallin' of the Rain」。しかし当時の流行語にもなっていた日本テレビ系ドラマ『失楽園』の主題歌となったためCD化。シングルCDジャケットのタイトルの文字は、同ドラマの原作の著者である渡辺淳一によるものでした。
また、この「永遠」は静かにシンバルの音から始まって、ギターの優しいメロディになっていく、ZARDでは久々のバラード。セールス的にはGLAYの「HOWEVER」に随分と追い込まれましたが、チャート1位を獲得し、その後6週に亘ってトップ10をキープします。ちなみに、この「永遠」がZARD最後の50万枚オーバーの楽曲になります。
この「眠れない夜を抱いて」は、チャート初登場は18位だったものの、最高位は7週目の8位まで浮上することになり、デビュー曲「Good-bye My Loneliness」以来トップ10入りを果たし、文字通りZARDの出世作となりました。
前3作のダークな路線を振り払うような明るいバラードになっており、現在の作風もこの「眠れない夜を抱いて」から始まっています。ちなみに、この曲からZARDは、テレビの歌番組に出演することになり、「ミュージックステーション」などで、この「眠れない夜を抱いて」を披露していました。
この「負けないで」は、元々はアルバム収録用の1曲として製作された曲だったのですが、スタッフ内の評価が高く急遽リリースされたシングルで、松雪泰子主演のフジテレビ系ドラマ「白鳥麗子でございます!」の主題歌として使用されていました。
94年の第66回選抜高等学校野球大会では、入場行進曲として「負けないで」が使用され、現在でも日本テレビ系で毎年放送されている『24時間テレビ「愛は地球を救う」』内の24時間マラソンで、出場者のゴール直前に大合唱されるなど、世代を超えて親しまれている応援歌の代表曲になっています。
この「IN MY ARMS TONIGHT」は、前作の「眠れない夜を抱いて」からわずか1ヶ月での発売となった、マイナー調の曲に甘い恋愛の歌詞で前作と同じ流れを引き継いだものとなっており、坂井泉水は「イントロを聞いただけでキュンとなる大好きな一曲」と語っていました。
ZARDは、この年「眠れない夜を抱いて」、そしてこの「IN MY ARMS TONIGHT」を発表。その地道な売れ行きと、アルバム『HOLD ME』のロングヒットで積み重ねた実績が、翌年の大ヒットシングル『負けないで』につながっていきます。ちなみに、この「IN MY ARMS TONIGHT」は、安達祐実出演のTBSドラマ「学校があぶない」の主題歌として使用されました。
この「Don't you see!」は、ZARDとしてはアニメ「スラムダンク」以来のアニメ作品がタイアップ先となる、フジテレビ系アニメ「ドラゴンボールGT」のエンディングテーマとして使用されました。曲的には、静かに始まってサビの前で盛り上がるロックナンバーで、アレンジにはかなりの時間が費やされたそうです。
また、シングル「Don't you see!」のジャケット写真は、PVでも使われていたニューヨークで撮影されたもの。なお、限定盤はジャケット裏がドラゴンボールGTのイラストになっているそうです。ちなみに、タイアップ先で流れたアレンジとCDで聴けるアレンジは別物になってます。
この「運命のルーレット廻して」は、日本テレビ系アニメ「名探偵コナン」のオープニングテーマとして使用されヒットしました。オリコンチャートでは初動売上げも前作「息もできない」より上回り、久々の第1位を獲得してます。
坂井泉水曰く、ZARDのアレンジテイクの中では最も多い曲だと語っており、歌詞は「時計じかけのオレンジ」の映像が浮かんでそのビデオをチェックして歌詞を思い浮かべて、一か八かの賭けみたいな、人生どうなっていくのか、そうゆう危うさをこめた詞だそうです。ちなみに、シングル「運命のルーレット廻して」のカップリング曲「少女の頃に戻ったみたいに」は、カップリングの中では非常に人気の高い曲です。
この「君に逢いたくなったら…」は、ZARDのシングルでは「Just believe in love」以来のドラマとのタイアップで、常盤貴子と竹野内豊の共演で注目を集めたTBS系ドラマ『理想の結婚』の主題歌として使用され大ヒットしました。
ちなみに、「君に逢いたくなったら…」のオリコンチャートでの初動売上げは、30万枚をオーバーしたにも関わらず2位。1位は、97年の年間売り上げNo1となった安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」でした。
この「あなたを感じていたい」は、前作「こんなにそばに居るのに」とまったく異なった雰囲気の曲で、サックスが妙に強調され「もう少し あと少し…」以来のソフトなイメージになっています。
また「あなたを感じていたい」は、NTTドコモ・ポケベル「パルフィーV」のCMソングとして使用されていました。ちなみに織田哲郎が唯一、ZARD編曲を手がけた作品であり、クリスマスの発売のためか少しクリスマスの雰囲気に仕上がっています。
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