この「人生一路」は、ひばり伝説の一翼を担った石本美由起が作詞し、美空ひばりの実弟かとう哲也の作曲による作品になります。
この年の第21回NHK紅白歌合戦では、紅組の司会を美空ひばりが務め、もちろん大トリも美空ひばりでした。この時33歳の美空ひばりは、紅組出場歌手で最年長で、これは長い歴史のNHK紅白歌合戦の中で一番若い紅組最年長者という珍記録になっています。ちなみにこの「人生一路」は、79年の第30回NHK紅白歌合戦に美空ひばりが特別出演した時、歌唱した1曲でもあります。
この「真っ赤な太陽」は、グループサウンズ・ブームを背景に、美空ひばりとジャッキー吉川とブルー・コメッツとの共演で話題となり大ヒット。この曲のヒットをきっかけに、GS風の伴奏で女性歌手がソロで歌うスタイルが当時は流行しました。
美空ひばりの代表曲でもあるこの「真っ赤な太陽」は、累計売上140万枚となる大ヒットとなり、これは美空ひばりが発表したシングル中第4位に記録されるセールスを上げてます。
70年代以降の美空ひばりは、残念ながらヒット曲には恵まれませんでしたが、自らのスタイルで演歌や歌謡曲のほかにも軽快なポップスやリズム歌謡、ジャズのスタンダートまで幅広いジャンルの曲を発表し、この小椋佳による「愛燦燦」を代表するような、話題のアーティストやクリエイター等とのコラボレートもしばしば行っていました。
ちなみに、1989年の第40回NHK紅白歌合戦では、この年に亡くなった美空ひばりの大親友であった雪村いづみが、美空ひばりの「愛燦燦」を唄い話題になりました。
「柔」は、1965年暮れの第7回日本レコード大賞を受賞し、大晦日の第16回NHK紅白歌合戦では、前年に続きこの「柔」で、美空ひばりが紅組の大トリを務めました。
当時テレビでは、歌謡曲ベストテン番組がスタートし、各チャンネルが一斉に美空ひばりの「柔」を採り上げたことが、これほどの大ヒットになったと言われています。
美空ひばりは、1963年から10年連続で紅白歌合戦の紅組トリを務めていますが、同年の第17回紅白歌合戦では、この「悲しい酒」で出場しました。
この「悲しい酒」は、もともと美空ひばりの為に書かれた曲ではなく、当初せりふが入っていませんでした。美空ひばりのレコーディングに際し、作曲の古賀政男のアドバイスにより、急遽一晩でセリフを書き足したという事です。
当初「川の流れのように」は、アルバムの中の一曲として収録予定だったものの、レコーディングした美空ひばり本人の希望によりシングルカット。人生の旅路を振り返りながら、穏やかな川の流れのように、自分自身を自然と一体化させるような、豊かな広がりを持った名曲です。
しかも、「川の流れのように」の内容が、まるで遺作となることが分っていたかのような楽曲としてもしばしば語られ、美空ひばりが歌った数々の名曲の中でも、幅広い年代層に親しまれている作品と言えます。
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