このみんなのうたは、85年のアルバム『KAMAKURA』を最後に活動休止していたサザンオールスターズの「メロディ」以来の約3年ぶりとなる復帰作。
ちなみにみんなのうたは、サザンオールスターズのライブの定番曲ともなっており、その歌詞を毎回桑田佳祐が間違えることはもはやお約束となっています。
サザンオールスターズの音楽は、それまであった歌謡曲やロックなどのジャンルに全く当てはまらない衝撃的な印象で、この「勝手にシンドバッド」のスマッシュヒットで一躍スターダムにのし上がりました。この「勝手にシンドバッド」の曲名は、当時の大ヒット曲である沢田研二の「勝手にしやがれ」とピンクレディーの「渚のシンドバッド」を足して2で割ったというのが定説になっています。
78年当時は「勝手にシンドバッド」のように早い言い回しの曲がなかったため、かなりのインパクトがありました。また、03年にはサザンオールスターズデビュー25周年として「勝手にシンドバッド 胸さわぎのスペシャルボックス」として再発売。同年7月7日付でオリコンチャート1位を獲得しています。
この「思い過ごしも恋のうち」は、「勝手にシンドバッド」「気分しだいで責めないで」に続く、似たような曲調の3部作として3rdシングルに予定していた曲でした。
同年4月に発売されたサザンオールスターズ2枚目のアルバム「10ナンバーズ・からっと」からのシングルカットとなる「思い過ごしも恋のうち」ですが、シングル盤ではコーラスなど一部のアレンジが変更されています。ちなみに、このアルバム「10ナンバーズ・からっと」は、同年の第21回日本レコード大賞でベスト・アルバム賞うを受賞しています。
「いとしのエリー」は、当時の人気だったTBS系の音楽番組『ザ・ベストテン』で、サザンオールスターズとして初の1位を獲得し、それまでの「勝手にシンドバッド」「気分しだいで責めないで」といった曲調から、一気に方向転換するようなバラード調のラブソングで、コミックバンドとしての扱いを受けつつあったサザンオールスターズが、これを機会に”本格派バンド”と評価されるようになります。
83年には、TBS系ドラマ『ふぞろいの林檎たち』の主題歌に「いとしのエリー」は採用され、89年には、レイ・チャールズが英語詞で『ELLIE MY LOVE(エリー・マイ・ラブ)』としてカバーし、サントリーウイスキー「ホワイト」のCMソングとし使用され大ヒット。その間も度々再発売されて70年代から2000年代の全ての年代で、オリコン100位以内にランクインした史上初の作品となっってます。
映画「稲村ジェーン」は桑田佳祐初監督作品で、映画自体の評価はあまり高くなかったのですが、音楽はサザンオールスターズが担当しており、主題歌「真夏の果実」も含め音楽は一流と関係者に評価されました。
この「真夏の果実」は、サザンオールスターズの王道とも言うべきバラードで、今や夏のコンサートやライブでの定番曲になっています。桑田佳祐自身「この曲はサザンの中で一番好きかもしれない」と発言しており、この後に発売されるサザンのベストアルバムには必ず収録されている名曲です。
この「チャコの海岸物語」は、同年暮れの全日本有線放送大賞最多リクエスト歌手賞・最多リクエスト曲賞を受賞、大晦日にはサザンオールスターズ2度目の紅白歌合戦出場となり、当時の国民的歌手と言われていた三波春夫を真似ながら、派手な着物と顔は白塗りといった格好で、曲の間奏中に「受信料は払いましょう!」「裏番組はビデオで見ましょう!」などと発言して物議を醸しました。
ちなみに「チャコの海岸物語」の歌いだしに「抱きしめたい♪」とありますが、これは実は歌詞カードには記載されておらず、2番の「愛してるよ」というセリフに続く「お前だけを」という歌詞も記載いません。
ブログに寄せられたコメントによってドラマの展開が変化するという今までに無かった試みが面白い!!
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